病歴・就労状況等申立書の書き方を詳しく解説

障害年金の申請において、「病歴・就労状況等申立書」は重要な書類の一つです。この書類は、申請者自身が作成し、発病から現在までの経過や日常生活・就労状況を詳しく記載するものです。

しかし、「どのように書けばよいかわからない」「適切な書き方ができているか不安」という方も多いのではないでしょうか?

本記事では、病歴・就労状況等申立書の書き方について詳しく解説します。

病歴・就労状況等申立書は、以下の情報を詳しく記載する書類です。

  • 発病から現在までの病歴(診断名、初診日、通院歴、治療内容)
  • 日常生活の状況(障害による支障、家事や外出の状況)
  • 就労状況(仕事の有無、勤務時間、業務内容、支障の有無)

この書類は、診断書とともに審査の重要な判断材料となります。

① 発病から現在までの病歴

発病した経緯から、現在の状態までを時系列で記載します。

記載のポイント

  • 初診日が重要:最初に医療機関を受診した日を明確に記載
  • 治療の経過を簡潔に:症状の変化や通院状況を時系列で整理
  • 主治医の診断を参考にする:診断書の内容と整合性を持たせる

② 日常生活の状況

日常生活での支障を具体的に記載します。

記載のポイント

  • できること・できないことを明確に
  • 家事や外出、対人関係への影響を具体的に
  • 第三者(家族や介護者)のサポート状況を記載

③ 就労状況

現在の就労状況や、障害による仕事への影響を記載します。

記載のポイント

  • 就労している場合:勤務時間、仕事内容、支障の内容を詳しく
  • 就労していない場合:働けない理由や就労困難な状況を明確に

① 簡潔かつ具体的に

  • 長すぎる文章は避け、要点を整理して記載しましょう。
  • 具体的なエピソードを入れると伝わりやすくなります。

② 診断書と矛盾がないようにする

  • 診断書の内容と一致しているか確認しましょう。
  • 医師が記載した症状や診断名と異なる記述は避けるべきです。

③ 誤字・脱字をチェックする

  • 誤字脱字があると、内容の正確性が損なわれる可能性があります。
  • 事前に第三者にチェックしてもらうのも有効です。

病歴・就労状況等申立書は、障害年金の審査において非常に重要な書類です。

作成のポイントまとめ

✅ 初診日を明確にし、病歴を時系列で整理する ✅ 日常生活での支障を具体的に記載する ✅ 就労状況について、現在の状態や仕事への影響を明確に書く ✅ 診断書の内容と整合性を持たせる ✅ 簡潔かつ具体的に書く

適切に作成し、障害年金の申請をスムーズに進めましょう。